黄山市は中国安徽省南部に位置し、屯渓区、黄山区、安徽区の3区4県を管轄する。
黄山市屯渓区のホテルに宿泊したが7月上旬は雨が多くこの方面で発生した梅雨前線が日本にも達することになるが現地の人は「雨は金につながる」として苦にしないようだ。安徽省としてみると北の方面に洪水が多く、浙江省は特に洪水被害が多発する。今年も50年に1度の水害があったとうい。
黄山市の3区の人口は160万人。黄山区は16万人の都市、工場はなく、3万戸からなる美しい街。羅針盤と印刷機の発明と風水(八卦)で有名とか。白い壁、黒い屋根瓦。老人が多く、観光の町。安徽州料理は野菜と肉で素朴な味。お茶も有名で、蚕も盛ん。竹が多く、山桃、菊の花も多い。桃、スイカ、スモモ、ビワ、ミカン、梨ができ農家は豊か。お茶、硯、墨が有名。タケノコ、ワラビ、イノシシ、蛇が食べられているという。花見は菜の花で3月、茶摘みは4月。治安も良い。山桃、桑の実の酒、バウチャー、紹興酒、ビール、ワインと酒類は豊富。食べ物は脂っこいものが多い。川魚が多く調理されているが、まずくはないが小骨が多くて食べにくい。2000m以上の茶畑での茶摘み。世界の4大茶として、茶・紅茶・菊・シイタケ等がある。
教育のレベルも上がっているのだろうが、殆どは英語も日本語も通じない。頑なに中国語で押し切られる。1人っ子から2人っ子に切り替わってはいるものの、当分の間は嫁不足の状況だという。
驚いたのは電気小型自動車やバイクである。スマートな乗り物として流行っている。電源が200Vのせいか充電も経済的で、こうもり傘を付けたバイクが音もなく走るので注意を要す。
観光客は韓国人が多く、胡錦涛さんの故郷でもあり、曹操や老子の生まれたところでもあるという。火事、地震はないが雨が多く、洪水が頻繁のようである。
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